日経新聞は情報が多岐にわたり、かつ専門的な用語・内容が多いため、日ごろ接する機会のない分野については理解が難しいでしょう。
そういった場合には、毎日読むページを決めておくことが大切だということは、[02]日経新聞の記事の特徴でも触れた通りです。
さらに、土曜日、日曜日の紙面をじっくり読むことも、情報の整理につながることでしょう。
土曜日は振り返り
土曜日にじっくり読みましょう。マネーのまなびほかにも、大人も子どもも勉強できる紙面が並びます。アジアBizでは1週間の振り返り、先読み情報を確認できるほか、投資信託や商品市場(後記)の状況を確認できるのは、土曜日だけです。
日曜日は予測の日
前日のマーケットがお休みのため、投資活動もお休みです。そのため、月曜から始まる新たな一週間に向けて、日本はもとより海外の市場を予測する日にします。
まず、総合面は1週間のイベントを確認して『短期的な先読み』です。
そして、サイエンス面、あらゆる『新』を知って『長期的な先読み』を。
今週のイベント、Views先読みで、自分なりの考えをもって1週間の活動をはじめましょう。そして、土曜日には必ず復習を。
目的別、朝刊の読みどころ
新聞情報はすべて過去の出来事です。予定だって過去に決めこと。決定する理由も過去の経験から判断されたことです。
私たちはつねに過去からつづく道のりの“今”に立っていることを忘れないでください。そこには先人の知恵がたくさん盛り込まれています。ぜひ、先人の知恵は文化面の「私の履歴書」をじっくり読んでください。たくさんの、ビジネスのヒントが隠されています。
過去を知るには景気指標面が一番の情報源です。想像力を豊かにして、データを眺めるようにしましょう。
【文化】面で温故知新
日本経済新聞40面の「私の履歴書」、”人生の先輩方の生き方”を知ることって本当に大切だと思います。長い企画で読み応えがありますよ。また、読売新聞の23面には「文化」として新書や芸能、個展、美術などの情報がたくさんあります。古きを知り、新しきを知る。・・・ちょっと時間を作って過去のことを勉強するのも大切ですっ♪
【教育】面はみんなで
日本経済新聞水曜版には”教育”に関する記事が載っています。朝日新聞では「大人が学ぶ」色合いが強いですが、日本経済新聞の場合は”大学生が読んでおくべき”記事です。とくに、日本経済新聞ではその隣のページが”大学”で、”いまの大学”を知るキーワードがてんこ盛りです。大学生だけでなく、大学の教授やスタッフ、運営側も必ず確認しておきたいページです。
子供を持つ親も、育てている子供たちにも、大切な教育の話題も多いです。趣味や教養に応じて、経済新聞が活用てきることが多いんですよね。
【テレビ欄】は、小ネタ情報満載
ずっと同じ新聞ばかり読んでいると分からないことってあるんですよね。例えばテレビ欄ですが、
- 朝日新聞、日本経済新聞はID(チャンネル番号)順
- 毎日新聞、産経新聞ではEテレが最左
- 地方紙では資本関係にあるテレビ局が最左
- 関東、関西以外の産経新聞ではフジテレビが最右
などのルールがあります。某テレビ局の視聴率が悪いのは、IDが設定されてからテレビ欄で最右になって”目立たなくなった”からってウワサもあるくらいです。そう考えると、テレビ東京・テレビ大阪の視聴率が良い理由も分かるような気がします。
【スポーツ】面は究極のデータ分析
究極の数値情報分析。日経新聞の得意技は、スポーツ情報にも役立っています。とくに競馬好きな方には、データ分析の手法が大いに役立ちます。
2022年5月からは“生きがい”や“意義付け”
▶Data Finder面(隔週月曜日)
新しく意義づけしたデータをもとに意外な世の中の動き、トレンドに注目。BS番組との連動紙面とのことです。
▶My Purpose面(隔週月曜日)
生きがいを求めて奮闘する若い人たちにとって、自らが成長するための手掛かり。従来から月曜日・火曜日に重視してきた「生き方」に沿った紙面のようです。